【導入事例】株式会社トレースエンタープライズ 様【後編】

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

当社のアポイント代行サービスを導入することで機動力を高め、営業戦略に従って着実に業績を向上させている企業の実例を、インタビューをもとにご紹介します。

←【導入事例】株式会社トレースエンタープライズ 様【前編】はコチラ!


【導入企業 会社概要】

株式会社トレースエンタープライズ

◎事業内容 障がい者雇用支援サービス

「地方創生」の取り組みの一環として、雇用支援サービス『アグリキャップ』を展開。
就労機会の少ない地方の障がい者と、雇用義務のある大都市圏の企業を、農業を通じて雇用(紹介)でつなぐ。

◎設立 2017年11月 ◎資本金 1900万円

◎本社/長崎県五島市 拠点/東京支店・大阪営業所 

◎URL http://tres-enterprise.jp/

【プロジェクト達成目標】
◇リスト1000件に対して、アポイント(商談設置)30件 
 アポイント30件設置時点でプロジェクトを終了する成功報酬+全件コールレポートプラン

【導入による成果】

リスト1000社中、448社にコール。
内、215社のキーマンに接触(キーマン接触率・48.0%)
アポイント設定数30(目標達成)
設定率/コール448
社に対して6.6%、キーマン接触215社に対して13.9

◆2018年10月より同プランにて再度プロジェクト開始。


株式会社トレースエンタープライズ

代表取締役 

市川 伸二 氏  Shinji Ichikawa


訪問して実感した、アポイントの「精度」

対面営業の経験と「商談につながるアポイント」へのこだわりが相まって結果につながる

──8月から9月にかけて営業日のべ20日間、全リストの約45%にコールした段階で「アポイント設定目標30件」をクリアしました。

市川氏 スピーディーに結果を出して下さり、ありがとうございます。

──早く結果が出た大きな要因は、何より御社のビジネスモデルの素晴らしさです。ほぼ半数の企業で担当者につながったのは、「障がい者雇用」への関心の高さを示しています。

市川氏 資料送付依頼もコール件数の1割以上ありました。「障がい者雇用」はどの企業にとっても大きな課題だけに、御社から毎日届くデイリーレポートを見ながら、もっと多くの企業に弊社のソリューションを提供しなければと、あらためて使命感を感じています。

──西日本エリアにおける成果に対して​、率直にどのような評価をなさっていますか。

市川氏 「アポイント設定目標30件」の達成スピードは、西日本エリアと東日本エリアでほぼ同じタイミングでした。しかし雲泥の差と言っていいほど、御社の方がアポイントの精度は高かった。これには驚きました。

他社にアポイント代行を依頼した東日本エリアでは、訪問しても話がきちんと通っていないとか、アポイントの目的が理解されていないケースが少なくなかったですね。「え?そういう話ならウチはいいよ」と簡単に断られる、また弊社の事業が認識されておらず、最初から説明せざるを得ないこともしばしばといった状況でした。結局、当初の目的通り「商談」ができたアポイントは数えるほどでした。

一方、御社が担当して下さった西日本エリアでは、スムーズに「商談」ができました。アポイントの設定経緯をその都度アポイントレポートで詳細にフィードバックして下さるので、相手先の課題に即した事前準備や「商談」のイメージングができます。たった数分の電話でのやりとりで的確な情報を把握し、実際の「商談」に役立てることのすごさ。実際に訪問してみてアポイントの「精度」の違いと重要性を実感し、あらためて御社の実力に驚かされました。

──過分なお褒めの言葉、痛み入ります。日頃から弊社では、単にアポイントの設定を目的にせず、いかに「商談」につながるアポイントを設定できるかという視点で業務に取り組んでいます。その姿勢が結果に反映したのなら、とても嬉しいです。

市川氏 御社では、オペレーターの方に「営業経験3年以上」という基準を設けていらっしゃると伺いました。テレコールは本来顔の見えない相手へのアプローチですが、オペレーターの皆さんそれぞれに対面営業の経験がおありだからこそ、声のトーンや言葉の端々から、相手の表情や感触に対して想像力や洞察力が働くのかもしれませんね。それに「商談につながるアポイント」へのこだわりが相まって結果につながる。その実力には、心から敬意を表します。

信頼をベースに、第2ステージが始動

──10月より新たなプロジェクトがスタートしました。

市川氏 今回からは御社に東日本と西日本の全エリアをお任せすることにしました。また、前回は弊社で手がけていた「資料発送業務」もお願いしています。

あらためて驚いたのは、コール再開からわずか2日間ですでに4件のアポイントを設定して下さったことです。今回も早々に目標の30件に到達しそうですね。

──何か、弊社への要望がおありでしたら、何でもおっしゃってください。

市川氏 正直申し上げて、現時点で何の不満もありません。むしろ、せっかく設定して下さったチャンスを無駄にせぬよう、身の引き締まる思いです。御社からも、いろいろとご意見やアイデアを聞かせて下さるとありがたいです。

私にとって牟田さんのチームは、ともにプロジェクトの成功をめざす大切なパートナー。皆さんのおかげで私は「商談」に専念できる。本当にありがたいと思っています。

障がいの有無や年齢に関係なく安心して働き続けられる地域社会を構築し、「地方創生」を実現したい

──『アグリキャップ』が市場に認知され広がることで、何が変わるとお考えですか。

市川氏 『アグリキャップ』が貢献できることは、とても大きいと自負しています。障がい者の方にとって、労働環境における地域格差が少しずつ埋まっていくと考えています。「働く場所がない」と悩んでいる障がい者の方やご家族は、全国にまだまだたくさんいらっしゃいます。しかし『アグリキャップ』なら、全国どこでも「働く場所」を生み出すことができます。

また『アグリキャップ』は、身体・知的・精神など障がいの種別に関係なく、どなたにも従事していただける農業が基盤になっています。1人あたり2区画のスペースを担当し、各自のペースで作業を進めることが可能です。特に精神障がいのある方にとって、個々人のペースで作業ができる意味合いは大きいと思います。賃金も一般的な作業所で得られる報酬よりも高く、企業の正社員として雇用されるので身分も保障され、安定した生活基盤の構築が可能です。

さらに、障がい者の作業をサポートする管理者には、シルバー層を積極採用したいと考えています。障がいの有無や年齢に関係なく、地方で暮らすさまざまな人々が安心して働き続けることのできる地域社会の構築を通して、「地方創生」を実現したい。それが弊社の目的です。

──今後の展開ビジョンをお聞かせください。

市川氏 五島市内でさらに実績を重ね、次の段階としては、五島列島全域に『アグリキャップ』を展開したいと考えています。五島列島には大小140あまりの島々が連なり、昔からの呼称で上五島・下五島のエリアに分かれ、五島市は下五島にあたります。現在の行政区分で五島列島は、五島市、南松浦郡新上五島町、北松浦郡小値賀町、佐世保市に分かれています。弊社は「離島」に焦点を当て、障がい者の就労支援という側面から「離島の地方創生」を進めていきたい。蓄積したノウハウを生かして、九州各地の離島にも『アグリキャップ』が広がることをめざしています。


「離島の地方創生」という壮大なビジョンの一端を担うチャンスに恵まれたことは、私たちにとって大きなモチベーションです。自分たちの能力を最大限に発揮しながら次代を創るプロジェクトに参加できることに、心から感謝しています。

株式会社 アソウ・ヒューマニーセンター
マーケティング事業部
営業プロデュース事業
牟田 昌弘 (むた まさひろ)