【導入事例】ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 様【前編】

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

当社のアポイント代行サービスを導入することで機動力を高め、
営業戦略に従って着実に業績を向上させている企業の実例を
インタビューをもとにご紹介します。


【導入企業 会社概要】

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社

◎事業内容
インターネットサービスプロバイダーとして培った技術力や
ノウハウを活かした、多様なウェブサービス、
接続サービス、ソリューションサービスの提供。

<個人向け>
インターネットサービスプロバイダー(ISP)事業 、
NURO事業、モバイル事業 

<法人向け>
サービス事業(bit-drive)、インテグレーション事業、
接続事業、IoT事業

◎設立 1995年
◎資本金 79憶6900万円
◎社員数 864名

【商材】

クラウド型勤怠管理システム『AKASHI』(https://ak4.jp/)

◎多様なビジネススタイルにフィットする、数々の特長

多様な打刻方法、見やすい管理画面、
他社サービスとの連携、安心サポート、
週1回の機能改善、シフト管理、工数管理、
カフェテリアプラン、データ出力&保持、
労働条件の設定、労働時間管理、
スムーズな承認、アラート機能、
「初期費用0円、月額200円~/人」と利用しやすい価格設定

【導入による成果】

◆2017年3-4月(6週間)実施/アポイント設定
福岡市圏1000社(従業員100名以下)の総務担当責任者へアプローチ。
うち、商談設置21件(2.2%)

◆2017年8月(10日間・営業日のべ1週間)実施/展示会フォロー
1204件のコールリストに対して、のべ1426件のコールを実施。
担当者に接触しヒヤリングした件数483件
うち、商談設置44件(3.6%)
成果は、1件の成約、28件の見込み案件 (対商談65.9%)

◆以降、2017年11月・大阪開催展示会フォローおよび
トライアルユーザーへの利用促進コールと設定フォローも受託し
着実に実績をあげている。

 

拠点のない九州で 効率的な商談を実現するために

──アポイント代行サービスを利用されたきっかけを教えていただけますか。

渡邊氏 もともと弊社は、九州に拠点を開設していません。
これまで何度か、社内メンバーでアポイントコールを
試みたことはありましたが、ただでさえマンパワーが
足りないため、なかなか計画的な取り組みが
できないまま九州エリアの販路開拓が手つかずに
なっていました。
とは言え、首都圏は勤怠管理システムへの認知度が高く、
競合も多い。マーケットも飽和状態になりつつあります。
今後は、首都圏に限らず地方都市の市場を開拓して、
商材の認知度を向上させることが重要な課題と言えます。

ある時、九州の取引先の社長とお話しする機会があり、
何気なく弊社の現状をお話ししたところ、
「それはもったいない!効率的に商談の機会を作って、
九州のマーケットを開拓するべきですよ」と、
アソウ・ヒューマニーセンターの牟田さんを
紹介していただきました。そこで、まずは福岡市圏の
従業員100名以下の企業を1000社ほどリストにして
お渡しし、アポイントの設定をお願いする事にしたのです。

──当初の期待値はどれぐらいだったのでしょうか?

渡邊氏 
正直なところさほど期待はしていませんでした(笑)。
先述した通り、それまでにも社内メンバーで
試みていましたし、私自身、過去のプロジェクトで
社外のアポイント代行サービスを利用した経験も
ありました。しかし、いずれもあまり良い結果には
つながらなかった。ですから、せっかく紹介して
いただいたので試しにお願いしてみるか、
という程度の思いでした。

──かなり高い目標を設定されましたね。

渡邊氏 リスト1000社に対して「件数50件・設定率5%」。
今思えば、かなり希望的要素の強い目標です。
牟田さんのチームは6週間の契約中に「件数21件・設定率2.2%」の
結果を出してくれました。
数値こそ設定目標には届かなかったものの、
私たちは設定された商談の「質」に驚きました。
この商談から数件成約することができ、
結果として期待を上回る成果が得ることができたのです。

──成果につながった要因については、どうお考えですか?

渡邊氏 商談に伺って気づいたのは、先方の関心度が高く、
いずれもキーマンにアポイントがとれていたこと。
また事前に相手の感触についても詳細なレポートが
あがっていたので、十分な準備をして商談に臨むことができました。

私たちが営業に専念できる環境が、アポイント設定段階で
しっかりと整えられていることに驚かされました。

最初に商材レクチャーに伺ったのですが、皆さんとても熱心に
耳を傾け、積極的に詳細な質問をされました。
”本気度”が伝わってくる感じがしましたね。牟田さんの話では、
このミーティングで得た情報をもとに、皆さんで
トークスクリプトを練られるのだとか。この段階ですでに、
私たちにはできないプロとしてのノウハウが集約されている。
結果が違ってくるのも当然だなと思いました。

 

イベント来場者のフォローでさらなるパートナーシップを確立

──続いて、大規模ビジネスイベントでもオファーをいただきました。

渡邊氏 2017年夏に約4万5000人の来場者を集めた
ビジネスイベントへの出展は、弊社にとって大きな挑戦でした。
商材であるクラウド型勤怠管理システム『AKASHI』は、
弊社が10数年前から提供していた『Internet Time Recorder(ITR)』
という勤怠管理サービスにユーザーから寄せられた
さまざまなご要望を反映させ、2014年から本格的な
サービスリニューアルに取り組んだ新商材です。

開発にあたっては、企画段階から営業やマーケティング担当のみならず、
開発メンバーにも加わってもらいました。ユーザーから寄せられた声を
開発メンバーにダイレクトに伝えることで、ユーザー目線で
開発を進めることにこだわりました。

メンバーが「求められるサービスを提供する」という共通認識のもと、
一丸となってリニューアルに取り組めたのは大きな収穫でした。

それだけ力を入れて生み出した『AKASHI』を本格的に
市場に送り出す上で、このビジネスイベントへの出展は
大きな意味を持っていました。そこで私たちは、
以下の3点を出展するにあたっての目標に定めたのです。

①顧客情報(名刺)の獲得合計1000枚をめざす

②認知の拡大(顧客と製品をマッチングさせる)

③本契約を念頭においた、商談機会を創出

渡邊氏 出展企業総数746社のうち、競合する勤怠管理システム関連の
商材を取り扱う企業は27社ありました。他社と一線を画し、
有効な商談に結び付けるためには、
迅速で丁寧な「来場者フォロー」が不可欠です。

結果的に、開催期間3日間で名刺を残して下さった方は
約2000名に上りました。つまり目標①は200%の達成。また、
メンバー全員でお越しいただいた皆さんに丁寧に対応したことで、
目標②の認知度もずいぶん高めることができました。

──そして目標③が、牟田チームの担うべき役割だったのですね。

渡邊氏 お願いしたのは、「リスト1000件、担当者ヒヤリング700件、
アポイント設定30件、設定率3%」
というラインでした。
ブースで具体化した案件はそのまま私たちが商談を進め、
それ以外の名刺はメンバーがブース裏で即座にデータ化し、
すぐに来場へのお礼メールを送りました。
さらにそのデータを精査し、牟田さんにお願いする
コールリストを作成しました。

イベント終了後すぐに、牟田さんのチームには
土日を含め10日間(営業日のべ1週間)に集中し、
フォローコールをしていただきました。結果として

◎コールリスト1204件に対して、のべ1426件のコールを実施

◎担当者に接触し、ヒヤリングできたのが483件

アポイント設定44件、設定率3.6%

という成果に結びつきました。
担当者に接触できた件数は少なかったものの、
アポイント設定目標は30件に対して44件と約1.5倍の達成率。
アポイント設定率も目標の3%を上回る3.6%。

結果的に受注が1件決まり、年度内と来期以降の
受注見込みを合わせて29件の商談が実現しました。
実に、アポイントの約7割が商談につながったことになります。

──牟田チームの戦略は、結果にフォーカスできていたでしょうか。

渡邊氏 牟田さんは今回、「スピーディーなフォロー」と
「柔軟なトークスクリプト」というテーマに掲げられました。
イベント閉会直後からスタートした、短期集中の丁寧な
フォローには満足しています。また、設定して下さった
アポイントの詳細情報は、前回同様に質の高いものでした

結果だけでなく、日々コール結果をデイリーレポートで
詳細に知らせて下さる点にも、牟田さんの誠意が感じられます。
当たり前のようですが、意外にこうした細かな点まで
行き届いている企業は決して多くありません。

牟田さんのチームは、代わりにアポイントを設定して
下さると言うより、私たちにはできないプロフェッショナルな役割を
担っていると言えます。
気づけば、東京と福岡に離れていても、
いつの間にかかけがえのないパートナーになっていました。

──後編では、引き続き進捗している案件の状況と、今後、牟田チームがどのような役割を担う可能性があるかについて、お話を伺います。

【導入事例】ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 様 【後編】はコチラ!→

株式会社 アソウ・ヒューマニーセンター
マーケティング事業部
営業プロデュース事業
牟田 昌弘 (むた まさひろ)

九州の総合人材ビジネスでの、営業アウトバウンド専任のアドバイザーとして、 リスト作成、テレアポ、インサイドセールス立ち上げ支援などの数多くのプロジェクトを担当。自身の営業経験に加え、演劇・舞台役者出身の経験も活かし、成約につなげる実践的なテレセールストークの構築を得意とする。また、新入社員・キャリア社員の研修として、テレセールスを通じたプログラムで企業の人材育成も手掛ける。